お気に入りのショルダーバッグ

私のお気に入りのショルダーバッグがあります。
柔らかい革で作られていて、私の必要最低限の荷物がピッタリ(ギリギリ)入ります。
そんな大好きなバッグを増やそうと、帯を使って同じデザインのショルダーバッグを作ることにしました!
帯のあれこれ
倉庫には、解かれて次のアイテムになる準備が整っている帯がたくさん並んでいます。
お着物の帯は大きく分けて、4つあります。
- 丸帯
格が高い帯で、花嫁衣装や礼服に用います。
豪華で重厚感があり、裏に無数の糸が渡っており、小物を作るには向いていません。

- 袋帯
丸帯の次に格が高い帯です。
表と裏を縫い合わせて袋状になっています。

- 名古屋帯
胴に巻く部分と、お太鼓(背中部分にくる帯の結び方)になる部分で幅が異なるものが多いです。

- 半幅帯
他の帯よりも幅が狭く、浴衣や普段着の着物に用います。

また、帯の端から端まで同じ柄がついている「全通柄」、胴に巻いた時に見えなくなる部分を無地にして、全体の六割だけに柄を入れた「六通柄」、胴に巻いた時に前とお太鼓部分にだけ柄を入れた「お太鼓柄」があります。
それぞれにメリットデメリットがありますが、そのお話はまた改めて…
もちろん、お着物としての帯を選ぶのではなく、自分が作りたいものに適しているかどうかで選んでいきます。
帯にも夏物・冬物があり、夏物は麻や絽(ろ)、紗(しゃ)、羅(ら)など軽くて見た目にも涼しげな物があります。
夏物の織りが粗いものだと内袋(バッグの内側につける裏地)の色が表から透けて見えるので、内袋の色によって出来上がりの雰囲気が随分変わるんですよ。
それがハンドメイドの楽しいところです!
ただ、私は超優柔不断なため、なかなか決められず作業が進みません💦
今回は、袋帯を使って作ってみたいと思います。
と言いますか、選んだのがたまたま袋帯だったのですが…
なぜ、この帯に?
- 色目が優しいので、どんなお洋服にも合いそう。
- 柔らかいので、縫いやすそう。
- 柄の天地があまりはっきりしていない → バッグの底を縫い目なしで「わ」にする場合、天地がある柄を選ぶとバッグの裏側の柄が逆になってしまいます。天地がある柄を使いたい場合は、表布と裏布を底で縫い合わせないといけませんね。
- 帯の真ん中に折り目がない部分が残っていた → 帯は胴に巻く部分は幅を半分に折りますよね。
よく使われた幸せな帯は、折られた部分(帯の真ん中)が黒ずんだり、擦り切れたりしていることが多いです。
どうしてもそういう部分が使われず残ってしまうのですが、柄に合うようでしたら上からレースや革テープ、グログランリボンを縫い付けて隠すと、アクセントにもなります。
この様な理由です
縦:16センチ 横:26センチ マチなし
内ポケット2つ
見本となった革のショルダーバッグには、同じ革のストラップがついていますが、今回のショルダーは帯の上に締める「帯締め」にしてみました。
帯締めで⁈
と思われるかもしれませんが、帯締めは、お着物を着たときに帯が崩れないように締める紐なので、とても丈夫なのに軽くてストラップに最適ですよ。
色がとても豊富で幅や長さもまちまち。
Dカン(Dの字の形をした金具)に括り付けるだけなので、その日のコーディネートで違う色目の物に変えると、バッグの雰囲気もガラリと変わります。
括り方で長さの調整もバッチリ!
帯締めにも夏物があり、季節に合わせて変えるのもいいですね。

さいごに
いかがでしたか?
帯幅(30センチ前後+縫代)と言う大きさの制限はありますが、バッグを作るのにちょうどいい厚みがあり、生地屋さんではお目にかかれない様な素敵な柄がある帯。
バッグは洗うことを考えなくてよいので、仕立て前の「水通し」(洗うことによって色落ちしたり、縮むのを防ぐ)も必要ありません。
お気に入りがまた一つできました!

でも!
冒頭でも述べましたが、私の必要最低限の荷物が入るギリギリ。
どうしてもう少し大きくしなかったのか…
好きな柄で、好きな大きさで作ることができるのが魅力のハンドメイド。
作る前によーく考えて、素敵なお気に入りを増やしてくださいね。
