着物端布でできるお洒落なお花のブローチ
私の母が、10年ほど前にどこかで買ったお花のブローチ。
ずっと引き出しの奥にしまわれていましたが、母の目に留まり、一軍として華々しい活躍をする事となりました。
色合いは派手ではありませんが、存在感があり、とても軽くてお洋服の負担にもなりません。
バッグや帽子につけることもできる、優れものです。

洋裁が得意な母。
「こんなん、簡単に作れるはず!」と、倉庫に眠っていた着物の端切れを持ち出しました。
いざ、ブローチ作り開始!
10センチ四方の生地があればOK。


色味は合わせて、あんまり暗くならない様に、ちょっと差し色も入れてみて…
私と違って優柔不断ではない母。
「どう思う?」と聞きながら、私が「うーん」と言っている間に決まっている様子。
次から次へとお花の原型が出来上がります。

見本通り、お花の雄しべと雌しべ?になる部分は二色のオーガンジー(細い糸で織られた、薄手で透け感のある生地)を持ってきました。
さぁ、中心にグルグルっとミシンでステッチをかけたら、お花の出来上がり!
意外な落とし穴が…
思った通り簡単…のはずでしたが、グルグルミシンが難しい‼
薄い生地とはいえ、10枚~13枚ほど重なっていると、かなりぶ厚い💦
ミシンはパワーのあるモノなので、問題なし。
針も太いモノに替え、いざ縫い始めると2.3目で針が折れます。
その度にブツブツ言いながら針を新しいものに替える母。
丸く縫いたくて、無意識に生地に刺さっている針ごと引っ張っている様子。

頭ではわかっているのに、繊細なステッチに嫌気がさして、今日の作業は終了!
そんなことを何日も繰り返し、沢山のお花が出来上がりました。
花びらの形をハサミで切って整えます。

最後に裏にブローチピンを縫い付けます。
意外なもう一つの落とし穴…
見本通り、裏に直接縫い付けていましたが…
ミシンのグルグルステッチの上に、何枚かの生地をすくって針を刺すのは思った以上
に重労働!
高齢の母が、一針一針顔をいがめて、うなりながら縫い付けています。
何か良い方法はないかと考え、閃きました!
くるみボタンでイヤリングを作った際に、裏側に使用した合成皮革を丸くくりぬいたモノを使って、ブローチピンをつけてからお花の裏側に縫い付けてはどうかと!!
手間は掛かりますが、顔をいがめなくても針が通りますし、グルグルステッチも隠せて一石二鳥です。

母も沢山作っているうちに学習し、最初は花びら型に切ってからミシンをかけていましたが、四角のまま重ねて縫い、それから花びらに見えるように切っていました。

その方が、ミシンをかけている間に生地がいがんできても気にしなくても良いですもんね。
ブローチの完成です(*^^*)
姉が、何十年も前にお世話になったホームステイ先へ会いに行く際のお土産に、母が通っている体操教室のお仲間へのプレゼント(よく頂くお菓子のお返し)にと大活躍です!

その母のお仲間が、お花を優しく手でくしゅくしゅすると、立体的になってよりお花らしくなると教えて下さったそうです。
思いもしなかった良いアイデアですね。
オーガンジーは使っているうちに、自然と丸まってきたそうです。
味が出ていい感じですよね。
さいごに
生地に少々シミや汚れがあっても大丈夫。
手縫いでの真ん中のステッチは、無理かもしれませんが、端切れでできる唯一無二のブローチ。 お気に入りの柄の端切れがたまってきたら、ブローチに生まれ変わるのも素敵ですね。
作り方手順を書いておきます。是非、試してみてくださいね。
作り方
①端切れを集めます。
10センチ四方あれば、十分。絹でも綿でも、三角でも、いがんでいても、細長くてもOK。
何となく大きいサイズから、順に重ねていきます。ちょっと差し色を入れたり、生地の厚みが違うモノを重ねてみたり… 決まりはありません!
ただ、一番下の生地は、仕上げにピンを縫い付けるので、しっかりとした生地(綿など)が良さそうです。
一番上に黄色、その上にちょっと小さめのオレンジのオーガンジーをのせて、準備完了。
②グルグルステッチをかけます。
ミシン糸は、太めの30番。ミシン針も合わせて14番の太いモノに。
一番外側からステッチをかけていきます。母は鉛筆で薄く丸を書いていました。
少々のズレやいがみも味のうち!ステッチが重なっても気にせず、集中してグルグルと中心に向かってひたすらステッチしていきます。
③ブローチピンを付けます。
直径2.5センチ~3センチにカットした丸いフェイクレザー*に長さ3センチのブローチピンを縫い付けます。
*以前に投稿しました「着物端切れを使ってアクセサリーに!」に、作り方を載せておりますので、参考にしてください。
お花の裏側の中心、グルグルステッチを隠すようにブローチピン付きフェイクレザーを縫い付けます。ご自分で決めた上下があるようでしたら、ピンの向きに気を付けてくださいね。また、針で生地をすくう際には、硬いでしょうが3枚ぐらいは一緒にすくって下さい。
④仕上げ
表から見て、お花らしく見えるようにカットします。決まりはありませんが、直線ではなく曲線の方がお花らしくていいですね。
⑤完成
出来上がりました!
プレゼントする際には、その方に好きなようにカットしてもらうのもいいかもしれませんね。
